2013年04月19日

広がる社会保険労務士の業務

企業を取り巻く経営環境は激変しています。

それに伴い、働く人の雇用条件の変化や育児・休業問題、年金制度の整備など社会保険労務士の活躍の場は広がっています。

社会保険労務士試験は、平成9年にはわずか1991人ほどしか合格できなかったのが、平成14年には4337人の合格者を見るに至って、平成22年も4790人の合格者を生みました。

登録者数は全国で3万3849人おり、他の労務士との違いを出すことにより、安定した顧問先が確保でき、公的機関からの受注などで安定収入が見込まれます。

社会保険労務士の報酬として、手続報酬は多くの顧問先を確保し、数万円程度でも手堅く安定した収入を得る源泉となりますが、人事・労務管理は結構な報酬が見込まれます。

@雇用管理:要員計画、採用基準、適性検査、配置・移動計画、昇進・昇格計画、職務再編成、休職制度、定年制度、雇用調整、報酬50万円
A人事管理:職務調査・分析、職務記述書・明細書、職務評価、人事記録、人事考課、職務分掌、自己申告、報酬100万円
B教育訓練:教育訓練計画、報酬50万円
C賃金管理:賃金水準検討、賃金体系、賞与、退職金、付加価値・労働分配、報酬100万円
D労働時間管理:労働時間、フレックスタイム、週休2日、休日・休暇、労働時間短縮、報酬100万円
E安全・衛生管理:安全・衛生管理計画、施設改善、作業改善、安全・衛生教育管理組織、KYT(ゼロ災運動)
F人間関係管理:提案制度、社内報、カウンセリング、コミュニケーション、モラルサーベイ、報酬100万円

総務省統計局の「事業所・企業統計調査」によると、全国にある事業所のうち、従業員10人未満の事業所は全体の8割を占めるようです。

ところが健康保険・社会保険の適用事業所のうち、社会保険労務士が関与しているのは全体の35%とされています。

こうしてみると、社会保険労務士の行う未開拓の市場は大きく業務が広がっていく可能性は大きいといえます。 

またモラルサーベイは従業員の思いが経営者と離れていることが多々あり、従業員満足度を高めることが企業業績を高めることから、人事・労務管理の上から、とても有効な意識調査といえます。
posted by 奥田広隆 at 19:59| 士業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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